世界の片隅に君の席はない

お母さんにはお母さんの家族がいて、私がいなくても週末は出かけるし、ご飯も食べれる。
新しい旦那さんは私が関わらければ怒らないし、二人の間に生まれた子供と3人家族としていることが3人にとって幸せだ。
私がいるからかき回してる。
お兄ちゃんだって、私がいなくても仕事ができるし、趣味を楽しめる。出ていくときは私のこと気にしてたけど、多分もう気にしてない。
お姉ちゃんはもう私のことなんて思いだしてもいない。
おじいちゃんとおばあちゃんは国立大学と公務員にしか興味ない。
お父さんは再婚して、もともと邪魔だったのに、更に私が邪魔だって、私を引き取りたくない。
こんなに周りに人がいて、私はこんなに生きていたいと思ってる。
本当は死にたくなくて、もがいてる。誰かに救い上げてほしいって手を伸ばしてる。
でも、本当の私を見てるのは、わたしだけなんだね。

私はみんなにとって必要な人間になりたかった。でも本当は、私がみんなを必要としてたんだって気付いたよ。

必要としてて、与えられないのはきついよね。
君は君の時間を割いて、みんなのために生きてきたんだね。
皆のために生きることが、いつか自分のためになると信じて疑わなかった。
君は君を必要のない人間だと、無意味な命だと思うかもしれないけど、君は純粋な宝石のようだよ。
生きてるだけで、こんなに輝いているのに。輝くだけで、周りを照らすのに。
君は、まだ、輝こうと頑張るんだね。いつかこの輝きに誰かが気付いて、必要としてもらえるように。

もう、君は、君のために輝くんだ。
その輝きが、だれかを照らす。
そして気付くよ、私が君のそばにいることを。
君がいるこの世界は、片隅でしかないことを。
私は君が、どんな君になっても、どんな先を選んでも、その輝きが朽ちたとしても、君のことを愛してる。

君がこの片隅から逃れて、君のために生きる勇気を振り絞り、君のために未来を描けますように。